社会的包摂の象徴から高級ブランド店へ?!話題の「ミヤシタパーク」に行ってみた

こんばんは、江東区の小松みきひで(@komatsumikihide)です。

本日は、最近Twitterでも話題の「ミヤシタパーク」についてです。

先月末、渋谷駅から原宿駅の中間地点にあたる、宮下公園跡地に、複合商業施設「ミヤシタパーク」が開業しました。渋谷駅周辺の大規模再開発の一環として、渋谷区は、三井不動産とともに本プロジェクトを推進してきました。

一階から三階は商業施設ゾーンとなっており、高級ブランド含め約90店舗が立ち並び、多くの若者で賑わっていました。

そして、4階は「渋谷区立宮下公園」。まるで海外かのような空間かと錯覚を覚える「映え」スポットです。ちなみに白い建物はスタバ。実に海外っぽい。

反対側にはビーチバレーができるスペースや、ロッククライミングスケート場まであります。

「わぁ、きれいだね」「素敵だね」という声が響くのですが、単純な話であれば、冒頭にあげたような不満の声はバズりません。

もとより、ミヤシタパークの前身、「宮下公園」には、ホームレスの方も多くいらっしゃり、社会的包摂の象徴ともいうべき場所でした。ところが、再開発をめぐって「ホームレス」の追い出しがあったと主張される方もいらっしゃいます。

現在、ミヤシタパークの入口には、スタッフが配置されており、SNS上では、入場を拒否された方もいらっしゃると思われるツイートも散見されました。

まさに今回の「ミヤシタパーク」の取り組みは、ジェントリフィケーションにあたるのではないか、という論評すらあります。

ジェントリフィケーションとは

ジェントリフィケーション(gentrification)とは、インナーシティや都心近接低所得地域といった低所得層の居住地域を、再開発や文化的活動などによって活性化することで、中・高所得層や富裕層が流入するようになる人口移動現象のこと。 「地域の高級化」「都市の富裕化」。

Business Insider Japanの記事によれば、野宿者は強制排除はしておらず、シェルターやアパートへの移動を済ませているとのこと。

渋谷区広報コミュニケーション課は、Business Insider Japanの取材に対し、「工事への着手は、野宿者の次の居場所への移動が完了したうえで行っており、強制排除はしていない」と回答した。

野宿者に対しては、まず住む場所を確保してから社会復帰の支援を進める「ハウジングファースト事業」に取り組んでおり、8室のシェルターを借り上げ、これまで47人がシェルター・アパートに入居済みという。

さらに、ミヤシタパークはジェントリフィケーションの結果ではないかとの批判に対しては、「改修は老朽化への対応と防災拠点の機能強化が主な理由であり、そうした指摘は当たらない」(渋谷区広報コミュニケーション課)としている。

とはいえホームレスの方々の支援を「見える化」をしよう、という掛け声もどことなく違和感を覚えますし、一方で見えないからこそ「ミヤシタパーク問題」は起こっているともいえます。

厚生労働省の調査によれば、渋谷区に限らず、都内には1,000人を超えるホームレスの方がいらっしゃるといわれています。彼ら・彼女らに確かなサポートを都市として提供していくために。

まだまだ勉強不足な福祉、そして社会的包摂の世界。引き続きウォッチしていきたいと思います。

それでは、また。

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